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HOME ≫ ICT戦略 (2016.2.7)

目次

  • イノベーション ~革新、変革による価値創造~
  • ディレクション ~情報システム全体の中長期展望と方向性~
  • トレンド ~ICT業界が主導するトレンドへの追随~

ICT戦略

ICTの各種サービスそのものが事業である企業であれば、事業戦略そのものがICT戦略となるが、製造業・流通業・金融業・ サービス業・教育・医療...等々、本来事業をICTが側面からサポートするような企業の場合、ICT戦略の策定に際しては如何に 経営戦略と密接に連動させるかが肝要だ。

ICT戦略を考えるに際しては、以下の3つの切り口から考えてみるのも良いだろう。

  • 経営戦略に直結するようなICTソリューションの活用
  • 社会のICT環境の変化に応じた自社ICTの拡張・強化や変化
  • 主にICT業界が主導するトレンドへの追随
それぞれ、イノベーション、ディレクション、トレンド、とタイトルをつけて解説する。



イノベーション  ~革新、変革による価値創造~

社会情勢/社会環境の変化に応じて、経営戦略/事業戦略は策定される。これを受けて、ICTトレンドである新しい技術に取り組みつつ、 ICT戦略を策定せねばならない。言い換えると、変革・改革をもたらす、目新しい戦略が打ち出されていないと、なかなか厳しい。

情報システム部隊が経営企画/事業戦略等の職務にも関わっているのであれば、戦略策定時から関われるので作り上げ易いだろう。 情報システム部門がそういった場に最初から関わり辛い組織体制の場合、各事業部門の戦略方針を事前に良くウォッチしておき、 経営戦略が下りてきた時点から即アクションを起こせるように準備しておきたい。

ICTの技術革新をキッカケにして、新たな事業戦略が策定出来れば一番良いのだが。。

総務省≫ICT成長戦略推進会議資料 「スマート・ジャパンICT戦略」より

例えば、「スマートごみ箱」の話などは分かり易い。

スマートごみ箱:街のごみ箱がインターネットにつながって、リアルタイムでゴミの容量が分かるので、満杯になりそうな時だけ 回収することで効率化され、回収コストを大幅に削減したというもの。

製造業であれば、M2Mをベースにスマートメンテナンスやスマートファクトリー等の話が膨らませられないだろうか。 現在、私のところでもスマートメンテナンスによるCS向上とコストダウンの企画(の前段階)の話があり、これが具体化したら、 ここで紹介したいと思う。



ディレクション  ~情報システム全体の中長期展望と方向性~

ICTの業界は変化が激しい。[Microsoft] の台頭により 巨人[IBM] が業界他社を圧倒する存在でなくなって久しい。 "Big Blue" が首位の座から陥落し、今は [Apple] が王座に君臨している。 しかしこの先、王者は [Google] にとって代わられるかも知れない。

通信環境の劇的な変化(高品質・高速・低価格化)、様々なデバイスの登場、XaaS (所有から利用へ) の加速など、 社会を取り巻くICT環境の変化は目まぐるしい。 企業や団体・組織の情報システムはICT環境の変化に応じて、より高機能・高品質でコストメリットのあるサービスや ソリューションに適応して行かねばならない。

全社ICT概観図

クラウドファーストと言われるようになって久しい。当社でもこのところ、SaaSへのシステムの移行が進行中だ。 DNS&Webホスティングは以前からASPを利用していたが、この数年でグループウェア、SFA/CRM、ERP人給・考課、経費精算、就業管理と、 業務系システムのクラウド化が加速している。 取り扱う情報により、プライベートクラウド/パブリッククラウドを使い分けている。

今、10年後の社内情報システムをどの様な構成/形態にしておきたいか、その構想を検討中だ。

先ず思いつくのは、XaaSの促進だ。SFA/CRMなどはSaaSへ、小回りを利かせたい各種手続ワークフローはPaaSへ、 ERPのようなSIerにお願いしないといけない業務システムはIaaSへと、その利用形態をシフトさせたい。 そのためには、ネットワーク環境をより高速にする必要がある。さらなる冗長化が必要かもしれない。 また、コストとの兼ね合いもあるが、情報セキュリティ関連のシステム(FW,IDS/IPS,アンチウィルス,コンテンツフィルタリング, VPNリモートアクセス,Proxy等)も、キャリアのGWサービスの利用を考えたい。

ERPのうち財務会計はカスタマイズなどした事がないので、SaaSへの移行が可能と考えられる。 今はERPが複数の業務システムによって分割されており、データ連携しているとはいえシームレスな業務手順とは言えない所もある。 販売・購買・在庫・生産・原価などの仕組みは、出来れば一社のトータルなERPにリプレースしたい。

トレンドへの対応や、本来のあるべき形へ向けて、やるべきことを列挙し、スケジューリングすれば、 アウトラインが浮かび上がってくる。



トレンド  ~ICT業界が主導するトレンドへの追随~

ICTベンダー各社がバズワードなどを用いて仕掛けてくる様々なセールスプロモーション。 これらに踊らされてはいけないが、そこから時代の潮流を読み取り、その流れに乗り遅れる事の無いように 新技術への取り組みも怠ってはならない。(以下は、一昔前のトレンド)


ワークスタイル変革

ユビキタス・ワーク、ペーパーレス/電子化、ユニファイド・コミュニケーション、フリーアドレスなどのソリューションの プロモーションに用いられる言葉。社会インフラの変化に伴った効果的な働き方への変革は、組織を活性化させる効果が期待出来る。


SMAC

云わずと知れた、ソーシャル、モバイル、アナリティクス、クラウドの頭文字。 ビジネスフィールドでは、S以外は定着して来たのではないだろうか。うちでは未だ、ソーシャルサービスは有効活用出来ていないが。。 これから取り組むべきテーマとして、ビッグデータ・アナリティクスは意識している。

余談だが・・・
二十数年前に「ネオダマ」と言うのが流行った。ネットワーク、オープンシステム、ダウンサイジング、マルチメディアの事だが、 今や極々当たり前の事柄となっている。


M2M、センシング、IoT、ビッグデータ、AI・・・

前述したが、これらは今 最も勢いに乗っているトレンドキーワードだと思っている。 M2M、センシングといったテクノロジーで(もはやトレンドとも言えないが...)、 スマートメンテナンスのソリューションが形作れないかと思案中。


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